自動車 開発工程

自動車の開発工程の流れ

一般的に自動車を開発するための工程では、3〜4年掛かると言われています。このページでは、自動車が開発され完成するまでの流れについて詳しく開設していきたいと思います。

 

自動車は@商品企画AデザインB設計C試作D実験という流れを経て開設されます。具体的には、マーケティングデータや市場動向予測などのデータを収集した上で、デザインに入っていきます。それらを様々な角度から検証し、さらに実際に設計を何度も繰り返し、試作車が作成されます。

 

そして全ての細い検査をクリアしたモデルのみが工場で生産され、店頭に並び販売されていくのです。

 

 

@商品企画

 

自動車の商品企画はすべての自動車製造の第一歩になります。自動車メーカーの将来すらも左右し得る大切なプロセスです。商品企画では、まず既に導入されているモデルに対する市場の反響、また技術動向などのリサーチをすることから始まります。

 

その場合、自動車が工場で生産されるまで3〜4年という長い年数が掛かるために、商品が新発売されたときの社会変化や動向、人々の嗜好まで予測して開発しなければなりません。

 

そして様々な調査結果をもとに、開発担当者同士が互いに意見を出し合って、次にどのうような自動車が流行り、作っていくのかということを綿密かつおおまかに決めていくのが商品企画になります。

 

またニューモデルを開発する際は、チーフ、マネージャーを中心にプロジェクトを進めていくので、その人の個性も大きく影響してきます。

 

Aデザイン

 

新しいモデルの自動車のコンセプトが決定すると、今度はそれを形にしていく作業に入ります。これがデザイン工程と呼ばれるものです。

 

具体的には、各自動車メーカーのデザイナーがスケッチを描いたり、コンピュータをフル活用して、様々な角度から自動車のデザインを検討していきます。

 

その際、外観だけでなく、インテリアやエクステリア、さらには速さや性能、動力、自動車の特徴なども考慮しながら、誰もがイメージしやすい形に仕上げていきます。

 

そこでデザインの大まかな方向性が決定すると、粘土でクレイモデルを作成、細い部分まで調整していくことになります。クレイモデルは、温めると柔らかくなり自由に形を変形できる「インダストリアルクレイ」という粘土によって作られていきます。

 

インダストリアルクレイを土台にし、機械や人の使って削り、さらには色を載せたり、シートを張ったりしながら可能な限り現物に近い形で仕上げていくのです。またコンピュータで、背景との合成などを行いながら、走行イメージもこの段階で掴んでいきます。

 

 

B設計

 

デザインが形になってきたら、はじめて具体的な設計作業に入っていきます。この段階では、自動車の安定性や性能などを一つ一つ考えながら自動車を構成する部品を細かく設計していきます。

 

例えば、クレイモデルのサイズを計測、それを基本としてコンピュータで自動車を組み立てながら、部品の大きさや形、設計図などを作成していきます。

 

最初に車体周りを設計し、その後に車内インテリアやエンジンと、細部にまで部品の設計は及びます。基本設計では、自動車に関連する技術情報、要するに自動車の全長・全幅・全高など主要諸元から、前後懸下装置やブレーキ、エンジンの諸元など自動車の「走る・曲がる・止まる」部分の基本設計、シートや計器類などの設計まで含まれます。

 

これらの設計に関しては、従来の自動車メーカーが開発してきた研究報告などを参考にしながらさらなる改良を加え、設計されます。またそうした技術情報のみを頼りにするのではなく、企画・販売・生産・法規制などの情報も配慮しながら進めていきます。

 

この際、正確かつ迅速に組み立てられる作りかどうかを確認しながら設計していくことが大切です。現在では、最新のIT技術を駆使して、基本形状を3Dに置き換えながら、ボディや部本の設計をコンピュータ上で行なっていきます。

 

C試作

 

設計を基にしながら、その性能や特徴などを細かくチェックしていくのが試作工程になります。この段階で、初めて自動車を作るときと同様の材料が登場します。

 

その結果、これまで見落としていた点や、問題点が顕在化してきます。安全で丈夫な部品を安定して作れるか、万が一壊れても修理が可能か、様々な角度から問題点を洗い出していきます。

 

試作には、先行試作・正式試作・量産試作などいくつかの種類があります。先行試作の段階では、これまでに存在しなかった新しい材料や機能を採用した少量の開発でとても重要な役割を担っています。

 

車両に関するデータが少ないと、本格的な試作車を作る前にさまざまな検証が行われます。その過程を経て、開発された新技術を基本としながら、実際に商品として店頭に並ぶ車両の試作を行うことを「正式試作」と言います。

 

 

さらに安定して量産できるかどうかをチェックするために「量産試作」を実施しながら、クリアした段階で実際に工場で生産されます。この段階で初めて明らかになる問題点も多数存在します。

 

D実験

 

自動車開発の中で、もっとも時間が費やされる工程が「実験」になります。自動車のユーザーは数百にも及ぶ実験を繰り返した上で、多くの人が安全に運転できるような自動車の開発に力をいれています。

 

実験の内容は、自動車の基本性能を確認することはもちろん、車種の特性を調べる検査もあります。前者は、ある程度実験内容が明確になっていますが、後者は車種ごとの特性にマッチした実験を行う必要があります。多岐に渡って実験が繰り返され、それに合格した車両にみが生産をされます。

 

実験の中には、オフロード走行実験といって、山岳悪路や岩路、砂漠地帯など、過酷な地域や悪路を想定したオフロードコースコースなどで実施されるのが一般的です。


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